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対北 強気アーミテージ発言問題は二国だけではない/懸念すべき戦略構図変化 アーミテージ氏 産経
投稿者 倉田佳典 日時 2003 年 2 月 06 日 14:50:21:

(回答先: 「日本が日米同盟を疑えば、『不安定な』状況へ」アーミテージ米国務副長官 投稿者 倉田佳典 日時 2003 年 2 月 05 日 18:11:21)

次々と先制“口撃” 対北 強気アーミテージ発言問題は二国だけではない/懸念す
べき戦略構図変化 ( 2/ 6)

 北朝鮮の核開発問題をめぐり米国のアーミテージ国務副長官は、米上院外交委員
会での証言などを通じ、在韓米軍の強化や、北朝鮮が近くミサイル実験を強行する
可能性などに言及している。これはイラク情勢と同時に北朝鮮にも対応できること
を強調し、北朝鮮を強く牽制(けんせい)するものだ。
 アーミテージ米国務副長官が四日、上院外交委員会で行った北朝鮮問題に関する
主な証言内容は以下の通り。
 ルーガー外交委員長(共和党)「米国と北朝鮮が直接対話する必要性はあるか」
 アーミテージ副長官「われわれが、北朝鮮と直接協議する必要があることに疑い
はない。ただ、対話の前にはわれわれが確固とした国際的な支持を取り付けること
が必要だ。また、われわれは問題が米朝間の二国だけのものになることは望まず、
同盟国である日韓両国や、この問題にかかわっている地域の二つの大国(ロシア、中
国)と協議しつつ、適切な時期に北朝鮮と話し合う考えだ」
 ヘーゲル議員(共和党)「対話の日程は決まっているのか」
 アーミテージ副長官「現時点では決まっておらず、韓国の新政権が本格的に立ち
上がる以前にはない。しかし、今日もパウエル長官と私の間で、二国間協議を行う
ことが不可欠だとの考えは一致した」
 バイデン議員(民主党)「北朝鮮が核燃料再処理を再開してさらなる兵器級プルト
ニウムを入手し、保有する核兵器を一−二個から六−八個へ増やすような事態が起
きるのではないか」
 アーミテージ副長官「現在、北朝鮮が持っている八千本の燃料棒を再処理すれ
ば、数カ月で四−六個の核兵器を製造することが可能な二十五−三十キロのプルト
ニウムが抽出でき、合計で最高八個の核兵器を保有できる。これにテポドンやノド
ンの弾道ミサイルが加わることで、同盟国への脅威が高まる。韓国はすでに、人口
の40%が北朝鮮軍前線部隊やロケット砲の攻撃範囲にあり、核兵器数個が加わっ
ても受ける脅威が飛躍的に増大することはないが、特に日本にとっては極めて深刻
な問題だ」
 サーベーンズ議員(民主党)「太平洋軍が航空戦力など在韓米軍の増強を要求した
という報道があるが、これはどういうことか」
 アーミテージ副長官「軍事的な作戦計画の手続きだ。私が知る限り、実際に増強
されたわけではなく、移動可能な態勢を保つように命令が下された。北朝鮮がイラ
ク情勢の緊迫化を利用して何らかの行動にでることを牽制するための配慮だ」
 アレクサンダー議員(共和党)「北朝鮮の核計画が、日本の核武装に対する考えを
変え、アジア全域での軍拡競争につながる恐れはないのか」
 アーミテージ副長官「米国が日本に核の傘を提供し続ける限り、日本が核武装す
ることはないと思う。ただし、もし日本が米国との同盟関係に疑問を持つようなこ
とになれば地域の不安定化につながることになる。いずれにせよ、アジアの軍拡競
争の不安より、北朝鮮による拡散の方が深刻な脅威だと考える」
 ドッド議員(民主党)「北朝鮮は核兵器計画を実施しているのに対し、イラクが運
搬可能な核兵器を実用化できるのはまだ先だとされているうえ、弾道ミサイルの拡
散でも北朝鮮の方が悪質だ。なぜ、政権は北朝鮮の脅威がイラク以上ではないとい
う判断に達したのか」
 アーミテージ副長官「議員は同意されないかもしれないが、第一に外交的に問題
を解決しようとしてきた期間の違いがある。北朝鮮ではまだ数カ月だが、イラクに
対しては何年もが費やされた。第二に、イラクは二回にわたって隣国を侵略したの
に対し、北朝鮮周辺では相対的に地域情勢は安定している。第三にわれわれは金正
日の目的が何らかの経済支援獲得にあることを理解しているが、サダム・フセイン
の動機はそうではなく、支配、挑発、攻撃能力獲得にある。イラクは確かに、大量
破壊兵器の主要拡散国ではないが、われわれはフセインの攻撃的な性格やテロ組織
とのつながりを強く懸念している」
 スヌヌ議員(共和党)「周辺諸国は、北朝鮮による弾道ミサイル技術の拡散と、北
朝鮮の核計画による戦略構図の変化のどちらをより懸念しているのか」
 アーミテージ副長官「日本では、後者の戦略構図の変化に対する懸念の方が明ら
かにより大きい。中国とロシアの姿勢は若干異なり、彼らが最も嫌っているのは、
国境を接している変質的で気むずかしい隣国が米国とトラブルを起こし、最悪の場
合には彼らとの国境から二十五−三十キロしか離れていない地点へ米軍が進出して
くるような何らかの軍事衝突を起こすことだ」
 スヌヌ議員「ロシアと中国は、北朝鮮によるミサイル技術拡散防止に本当に協力
しているのか。彼らは、事態を複雑にするような軍民両用技術をどこまで北朝鮮に
供与しているのか」
 アーミテージ副長官「中国とロシアは、主として米国との関係が複雑化すること
を恐れる気持ちから(拡散防止には)協力的だ。軍民両用技術については、その特性
から供与元は両国に限られておらず、ドイツを含んだ多くの国が関係している」
         ◇
 議会証言後の記者団への発言。
 「恐らく次に起こることはミサイルを試射するという脅しであり、その次が試射
実施だろう。(ミサイル発射は)北朝鮮に対する周辺諸国の態度を硬化させるだろ
う」(ワシントン 土井達士)
http://www.infovlad.net/underground/asia/nkorea/bbs/bbs.cgi?num=3709&ope=v&page=0&id=

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