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(回答先: イラク日記(7)劣化ウラン弾の町 田中宇の国際ニュース解説 投稿者 てんさい(い) 日時 2003 年 2 月 04 日 22:12:31)
http://www.asyura.com/sora/bd6/msg/651.html
原爆にかかわった退役軍人から、「劣化ウランの毒にやられている」と教えられた。
湾岸帰還兵の一人、キャロル・ピコー元・米陸軍2等曹長は、
1996年9月12日、UNチャーチセンターで講演をおこなった。彼女は
准看護婦として90年8月1日、陸軍に入隊。翌日、特命で湾岸に派
遣された。彼女は医療班150人の一員として前線で働いた。
女性では2番目に高い地位にあり、7人の男性兵士が前線に行く
のを拒否したため、代わりに7人の部下の女性を連れていくことに
なった。前線に行った全員が病気になった。後に後方に残った男性
兵士たちは健康そのもので表彰もされた。だが、前線に赴いた彼女
たちには、惨い仕打ちが待っていた。以下は彼女の講演の一部であ
る。
*【ピコー元・米陸軍2等曹長の講演抜粋】
最も前線に近い第41野戦病院に配属され、数マイルもつづく焼
けただれたイラクの車両の間を、負傷兵や病人の手当をしながら移
動して回った。死体が散乱し、あちこちで車が燃えていた。汚染物
質の警告は誰からも受けておらず。15日間滞在したが、敵味方の
別なく、治療に専念した。
イラクにいるときに、全身の皮膚に黒いシミがあることに気づい
た。からだの変調が始まった。腸と膀胱がおかしくなった。帰国後、
答を探していろいろ調べ回っていると、軍隊での仕事をなくすぞと
脅され、実際にそうなった。医療班として一緒に前線にいった150
人のうち、40人が病気にかかり、6人が自殺などを含めガンなど
で死亡した。
砂漠の嵐作戦に参加した兵士に何かが起きていることを公にする
ことにした。原爆にかかわった退役軍人から、「劣化ウランの毒に
やられている」と教えられた。劣化ウランがどんなものであるか全
然知らなかった。
長期的と短期的な記憶の喪失がある。毒物による脳腫瘍にかかっ
ている。甲状腺の機能も低下している。帰還兵からは、甲状腺のな
い子が生まれる。腸も膀胱もコントロールできない状態にある。陸
軍はおしめを支給してくれたが、92年からカテーテルを入れてい
る。
手袋もなしで患者を扱い、戦車によじのぼって入ったり出たりし
て死体を回収した。
私たちは国民に奉仕する。国に奉仕する。兵役につき、倒れた兵
士のそばに付き添い、守る。死にゆく兵士の手を握る。もう一度そ
うしたい。
国防総省は、私の検査、私との面会、私の質問への回答を拒否し
ている。
私は軍での仕事をなくし、夫も仕事をなくした。私は民間の健康
保険も生命保険もなくした。私の病気が戦闘に由来する病気だから
と、保険会社は言う。しかし、除隊させられたとき、国防総省は私
の病気が戦闘とは関係ないと言ったのだ。
国防総省は、このウランの影響を表面上は知らないようだが、94
年6月付の秘密報告によれば、実はすべての情報をもっていたのだ。
私は闘うみなさんと共にある。そして、自国に放置された汚染物
質で苦しむイラクの人であろうと、そのような人のために闘うみな
さんと共にある。■
http://www.asyura.com/sora/bd6/msg/651.html
2000 年 5 月 09 日