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【パリ福島良典】スペインのアスナール首相は2日、同国通信社とのインタビューで、フセイン・イラク政権が生物・化学兵器を保有している情報を入手していると言明した。
アスナール首相は「スペインを含む国々は、生物・化学兵器とテロ組織とのつながりによってフセイン体制が世界の平和と安全にとって脅威であることを示す情報を持っている」と述べた。
バスク・テロ対策などで米国の協力を得ているスペインはイラク攻撃の際に米軍に国内の基地使用を許可する方針をすでに表明。仏独を除く欧州8カ国首脳が30日付欧州紙で米国への連帯を表明した共同書簡はアスナール首相が起草したと言われている。
アスナール首相はインタビューの中で、総勢11カ国の欧州諸国が書簡に賛同し、共同歩調を取っていると強調、「フランスやドイツの発言は重要だが、欧州の総意を示しているわけではない」と述べ、反戦姿勢を取る仏独両国をけん制した。
しかし、2日付けスペイン紙エルパイスに掲載された世論調査によると、64.7%のスペイン国民がイラク危機への対応で「仏独の立場を取るべきだ」と答え、米国の政策に従うべきだとの意見(9.9%)を大きく上回っている。
[毎日新聞2月3日] ( 2003-02-03-18:16 )