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[バグダッド 1日 ロイター] 米スペースシャトル「コロンビア」の空中分解事故で、米国などによる攻撃の脅威にさらされているイラク国民の間から「神の裁きである」などの声が上がっている。
ある政府職員は「神が、自らの力が米国より勝っていること証明しようとされた。神が我々の恨みを晴らしたのだ」と述べた。
コロンビアには、イスラエル初のイラン・ラモン飛行士が搭乗していた。ラモン飛行士は1981年、イラクの原子炉を爆撃したイスラエル空軍部隊の最年少パイロットとして出撃した経歴がある。イスラエルはこの原子炉について、大量破壊兵器開発が目的だったとしている。
これについて、あるイラクの自動車整備工は、「理由もなく行われた原子炉爆撃への報復が今まさに行われたのだ」としている。
一方、イスラエルと衝突しているパレスチナ自治政府のアリカット地方行政相は、ロイター通信に対し、「アラファト議長とパレスチナ自治政府は、惨事により、愛する家族を亡くしたイスラエル人飛行士を含む全飛行士の遺族に哀悼の意を表する」と述べた。
アラファト議長とアリカット地方行政相は、ブッシュ米大統領に弔意を表すメッセージを送っている。(ロイター)
[2月2日16時0分更新]