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(回答先: 【査察団スパイ活動の証拠】米国、イラク当局者の会話記録テープ公開へ [ロイター] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 2 月 01 日 18:42:44)
【バグダッド=相原清】イラク攻撃への圧力が高まる中、イラクは、米国が国連安保理に提出するイラクの決議違反の「証拠」を、国連査察団が検証するよう求めたほか、国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)のブリクス委員長らを再度招請するなど、巻き返しに必死だ。
イラクのサブリ外相は31日、アナン事務総長あてに書簡を送り、パウエル米国務長官による「証拠」提出を「芝居じみている」と痛烈に批判、2月5日の安保理で、同長官から「証拠」が示された後、疑惑施設を査察団が即時検証するよう要請した。査察団との連絡調整にあたるアミン国家監視局長も31日、査察団が疑惑施設を訪れた場合には、すべてを公開する用意があると強調した。
イラクが強気な姿勢を示すのは、米側の「証拠」が、「それほど大きなインパクトがあるものではない」(外交筋)との見方が国際社会に少なくないためだ。イラク側には、査察団が疑惑を裏付けられなかった場合、米側の対応に国際社会が不信感を高め、自らの外交的得点につながるとの読みがある。
イラク側は、これまでも米国から疑惑が指摘された施設を公開したことがあり、大量破壊兵器を保有しているとしても、「相当慎重に隠ぺいしている可能性が高い」(同)とされる。
また、イラクは14日予定の国連査察団追加報告の前にブリクス委員長らをバグダッドに再度招請、両氏を交渉の場につなぎとめ、査察への一層の協力をアピールする考えだ。
(2月1日20:44)