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【バグダッド=相原清】イラクの大量破壊兵器査察を続ける国連査察団の植木安弘報道官は31日までに読売新聞のインタビューに応じ、イラク人科学者単独聴取問題や米軍U2偵察機上空飛行問題で、「イラクはさい疑心に満ちた対応を続けている」と、非協力を批判した。
植木報道官は、科学者単独聴取について、「イラク側は『大量破壊兵器を廃棄した』と言うが、それなら、その作業に関係した人がいるはず」とし、イラクの主張を裏付けるためにも科学者聴取が不可欠とした。
しかし国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)が要請した全18件(29日現在)について、「指定場所に科学者が現れなかったか、政府関係者立ち会いなどの条件を付けたため、実現しなかった」という。
植木報道官によると、国連側がテープレコーダー使用を提案しても、イラク側は「壊れたらどうするのか」などと、ささいなことでさい疑心を示すという。
一方、U2偵察機については、「国連大量破壊兵器廃棄特別委員会(UNSCOM)が90年代に査察を行った時には、許されていた」とした上、「イラク側は今回、U2飛行を認める条件として、飛行禁止区域での監視飛行をやめろと主張している」と述べ、査察問題を政治的に利用しようとするイラクを批判した。
植木報道官は、上智大卒。1982年に国連入りした。
(1月31日22:53)
★ 何が何でもイラク攻撃を敢行する姿勢を見せ続けた米国をなんとか抑制するために妥協的に決議された1441による査察であり、現実に15万人もの兵力を周辺に展開している状況では、イラクが「さい疑心に満ちた対応を続けている」のは当たり前だろう。
批判をするのなら、査察チームとイラク政権がお互いに冷静かつ信頼感を持って査察活動できる環境を破壊している米英政権だろう。
どのみちぶっ殺すと明言しそのためのアクションを起こしている国家が、相手にすべてを積極的に晒せと言うのはチンピラ未満の言動である。
植木報道官は、国連官僚というより人としての基本的道理もわきまえていないカスである。
「イラクがさい疑心を持つのは理解できる。米英は、それを倍化させる行動ではなく、それを払拭する対応を行って欲しい」というのが、国連官僚の務めだろう。