現在地 HOME > 掲示板 > 戦争22 > 326.html ★阿修羅♪ |
|
【ワシントン=菱沼隆雄】ブッシュ米大統領は30日、イラクの大量破壊兵器問題を外交努力で解決する最終期限について、「数か月でなく数週間の問題だ」と述べ、問題に進展が見られない場合は、2月中にもイラクの武装解除に向けた軍事力行使を決断する意向を示した。
フセイン・イラク大統領の亡命についても、「多くの取り巻きと共に(イラクを)去ってくれることを歓迎する」と述べた。訪米中のベルルスコーニ伊首相との会談前に記者団の質問に答えた。
大統領の発言は外交努力による最終期限に触れるとともに、武力行使の可能性をより鮮明にすることで、フセイン政権に武装解除に向けた一層の圧力を加えることを狙ったものと見られる。
大統領は「戦争のコストについては理解している。しかし、何もしないことのコストも分かっている」と述べ、各国の指導者にイラクの武装解除に向け米国と協力するよう訴えた。
同首相との会談では、イラクの武装解除に向けた最終期限の設定の是非など、今後、とりうる対応について協議したものと見られる。大統領はその後、サウジアラビアのサウド外相とも会談した。
大統領は31日にはイギリスのブレア首相と会談し、国連安保理の承認が得られない場合でも「同盟国有志」を率いて武力行使に踏み切る体制作りを加速させる。
(1月31日12:01)