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01/30 10:54 モンタゼリ師の軟禁解除 イラン、改革路線後押しも 外信50
【テヘラン29日共同】イランの体制批判をし、一九九七年から
自宅軟禁に置かれていた改革派の高位聖職者モンタゼリ師が二十九
日、約五年ぶりに軟禁を解かれた。
ロイター通信などによると、同師の息子が治安当局から正式に軟
禁解除の通告を受けた。自宅前の検問所も三十日に撤去される。
二二年生まれの同師が高齢の上、心臓病などを患っていることが
解除の理由。病弱の同師に万が一のことがあれば、国内で現体制へ
の反発が強まると保守派の国家指導部が懸念、解除に踏み切ったと
の見方がある。
モンタゼリ師は軟禁中も民主化を訴えるなど、改革派への影響力
が依然強く、軟禁解除は保守派の抵抗で行き詰まるハタミ大統領の
改革路線を後押ししそうだ。
モンタゼリ師はイスラム教シーア派聖職者で最高位の「大アヤト
ラ」。初代の最高指導者である故ホメイニ師の後継者に選出されな
がら、体制を批判し八九年に失脚、九七年に、現在の最高指導者ハ
メネイ師を批判したことなどから、聖地コムの自宅に軟禁された。
モンタゼリ師は解除前の英BBC放送とのインタビューで、ハタ
ミ大統領が断固として改革の公約を実現するよう訴えた。
(了) 030130 1053
[2003-01-30-10:54]