現在地 HOME > 掲示板 > 戦争22 > 262.html ★阿修羅♪ |
|
【ニューデリー=佐藤浅伸】ネパールの反政府極左武装組織、ネパール共産党毛沢東主義派のダハル(別名プラチャンダ)議長は29日、声明を出し、即時停戦を宣言、同国政府との和平交渉に応じる考えを示した。政府側も同日、停戦を発表、「数日内に和平交渉を開始する」ことを明らかにした。政府と毛派の停戦入りは一昨年11月に和平交渉が決裂して以来。
ダハル議長は報道機関にファクスで送った声明で、政府側と秘密交渉が続いてきたことを明らかにするとともに、既に全部隊に戦闘停止を命じたと述べた。チャンド首相が呼びかけてきた停戦、対話再開に毛派が応じた背景には、政府が28日に毛派に対するテロ組織の認定を取り下げ、毛派にかけた賞金を撤回したことなどがあるとみられる。ただし、毛派は王制の廃止による共和制国家の樹立を要求しており、政府はこれを拒否していることから、交渉の道のりは険しい。
毛派は1996年に武装闘争を開始、これまでに毛派ゲリラ、政府軍兵士など約7000人が死亡している。
(1月30日10:34)