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【バグダッド小倉孝保】イラクのアミン国家監視局長は28日、記者会見し、同国の大量破壊兵器疑惑を調べている国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)が依然、諜報活動を行なっているとして批判した。
アミン局長は、20日の国連査察団とイラク政府の協議で、査察団が諜報活動を行なわない代わりに、イラク政府は査察団をスパイだと批判しないことで合意していたことを明らかにした。
そのうえで、アミン局長はUNMOVICが、キルクークの空軍基地を査察した際に兵士の数を質問したことや、軍関係の病院を査察した時に、退役軍人の受け入れ体制などを聞いたことを挙げ、「大量破壊兵器とは関係のない質問を繰り返した」と批判した。
一方、一緒に会見したラシド大統領顧問は、イラクの大量破壊兵器に関する査察団の報告について、「米英が大量破壊兵器疑惑関連施設だと指摘するところからは何の武器も出てきていないことに報告は触れていない」として公正な報告ではないと批判した。
顧問は「イラクの国益のための査察に、より協力する用意がある」としながらも、具体的には「あらゆる協力」と述べるにとどまり、焦点となっている科学者の単独聴取の実施や、U2偵察機による上空からの査察など具体的問題には言及しなかった。
[毎日新聞1月29日] ( 2003-01-29-10:14 )
★ 査察結果やUN安保理の判断とは無関係に独自の証拠と判断で攻撃を仕掛けると公言している国家が15万人もの部隊を既に動員している状況でありながら、イラクに対して積極的に査察を応じろとか武装解除しろと言う“国際社会”の声は、お笑いというか、道義も知性も地に堕ちたとしかいいようがない。
それでも、フセイン政権には、悪逆非道の米英政権がとんでもない攻撃を仕掛けとできるだけ多くの人が認識するような“積極的な査察協力”をして欲しい。
どのみち、正規戦の強力兵器を隠しても、それで米英軍に勝つことはできない。米英の占領に反対する国民が多数派であれば、小銃とその弾薬確保だけで十分だし、それだけの抵抗のほうが意味のない空爆の非道さも浮き上がるだろう。