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【ワシントン27日共同】パウエル米国務長官は27日、国連査察団によるイラク査察の正式報告を受けて記者会見し、イラクが国連安全保障理事会決議1441に対する「重大な違反」を継続して犯していると明言した。
同決議に対する「重大な違反」は、武力行使につながる意味を持つとされ、国務長官は「継続違反」を明言することで、イラクに対するより強い姿勢を示したことになる。
国務長官は、査察の正式報告について各国と協議を行い、その上で「次の対応を決める」と述べた。今週中にブッシュ大統領がブレア英首相やイタリアのベルルスコーニ首相と会談し、イラク問題を協議するという。
各国との協議では、イラクに対する何らかの最後通告の設定や攻撃への支持取り付けなどが話し合われるとみられる。