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[オタワ 27日 ロイター] カナダは、国連によるイラクの大量破壊兵器査察では証拠発見のため一層時間をかける必要があるとして、フランス、ドイツ両国に同調する姿勢を明らかにした。
カナダのクレティエン首相は議会下院で、国連安全保障理事会に対する査察報告では、もっと多くの時間をかけるべきだとの考えを表明した。
これに先立ち、国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)のブリクス委員長は、暫定的な報告書を国連安保理に提出し、イラクが化学・生物兵器や核兵器製造についての過去のプログラムを開示していない、と非難した。
カナダ議会では、国連安保理の決議がなくても米国主導のイラク攻撃にカナダが参加するかどうか、クレティエン首相が判断を示すよう、野党が求めていた。
クレティエン首相は、国連査察団の最終報告を待って決断を下したいとしている。