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【ワシントン中島哲夫】カード米大統領首席補佐官は26日、米軍が対イラク武力行使に踏み切った場合、イラク側から大量破壊兵器で攻撃されれば「どんな手段でも使う」と述べ、核兵器使用の可能性を否定しなかった。米NBCテレビの番組で語った。
米有力紙が「米国は核兵器を使う必要に備えている」と報じていることについて司会者が尋ねたのに対し、カード補佐官は「もしもサダム・フセイン(イラク大統領)に大量破壊兵器を使う気が少しでもあるなら、米国は自らと世界を守るために必要な手段はどのようなものでも使うということを、あらかじめ考えるべきだ」と答えた。
さらに、その手段とは「核兵器も含むのか」と確認を求めた質問に、肯定も否定もせず、「我々にはサダム・フセインとその将軍たちが大量破壊兵器を使わないよう確かな対策を構ずる責任がある」と述べた。
実際に核兵器を使う準備をしているというよりは、フセイン政権に対する警告の意味が強いものとみられる。ブッシュ大統領は22日の演説で、大量破壊兵器を使ったイラク将兵は終戦後に「戦犯として裁かれる」と強調、使用命令に従わないよう警告していた。
[毎日新聞1月27日] ( 2003-01-27-10:35 )