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【ソウル=浅野好春】韓国と北朝鮮が平壌で開いていた南北鉄道・道路連結のための実務協議第2回会議は25日、連結工事を「できる限り早期に連結させる」ことなど5項目を盛り込んだ合意書を採択して閉会した。
これにより、今週行われた同協議と赤十字実務協議、閣僚級会談の3つの南北対話すべてで一応の成果を出したことになる。
平壌に同行した韓国記者団によると、韓国側は、連結時期について、金大中大統領の任期中の「2月」と明記したい意向だったが、これには失敗した。このため、仮に連結が実現しても、盧武鉉・次期政権下でのことになると見られる。
合意書ではほかに、南北ともに、今後の工事を軍事境界線から自国内に向けて順次実施する一方、列車運行事務所の開設や信号、通信、電力の開通問題などは別途の協議や文書交換などで進めていくことにした。
ただ、北朝鮮と在韓国連軍の間では、民間人らの軍事境界線越境手続きなどをめぐる対立が続いており、今回の合意が順調に履行されるかどうかは不透明だ。
(1月25日19:22)