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ラムズフェルド米国防長官が22日、記者会見の中で、対イラク攻撃に反対の姿勢を強める仏独に対して「欧州全部が独仏のようだと思っているかも知れないが、そうではない。あれは古くさい欧州だ」と語ったところ、仏独両国で23日、一斉に反発の声が上がった。
フランスのメール財務相は23日朝出演したテレビで「発言に深く傷ついた。しかし、古い欧州には根性がある。今に分かる」。オブリ元雇用・連帯相はラジオで「世界を好き勝手に支配したい米国の高慢さが出た」と指摘した。
バシュロ環境相は長官発言を「カンブロヌ」と論評。カンブロヌはナポレオン時代の将軍の名前で、降伏を求められて「くそったれ」と口走ったとの故事があることから、相手を侮辱する時に使う仏語表現だという。
ドイツでも連邦議会外交委員会のクローゼ副委員長(社民党)が23日、「古くさい」発言を「失礼だ」とし、「米国は欧州を良いか良くないかで分けるようなことをすべきでない」と述べた。
また、コール前政権の国防相を務めた野党、キリスト教民主同盟のリューヘ連邦議会外交委員長も同日朝出席したテレビで「ラムズフェルド氏は配慮に欠けている」と批判した。 (01:21)