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ブッシュ米政権は21日、フセイン・イラク大統領のこれまでの情報戦の手口を分析した冊子「うその機構〜サダムの偽情報とプロパガンダ」を公表した。イラクがこれまで組織的、構造的に国際社会を欺いてきたことを列挙する内容だ。安保理内に武力行使への慎重論が広がるなか、27日の国連安保理での査察報告を前に強硬策の正当性を訴える外交攻勢の一環とみられる。
計32ページの同冊子は、イラクがクウェートに侵攻した90年以来のフセイン政権の「うそ」の手口を4分類した。
(1)悲劇のでっち上げ
軍事施設や軍隊のそばに民間人を配置、あるいは軍事施設をモスク(イスラム礼拝所)などに設置し、民間人を爆撃に巻き込む悲劇をつくる。湾岸戦争では外国人を含む「人間の盾」を使った。
(2)被害の利用
飢餓や医療の不備をつくりだし、国連や米国のせいにする。がんなどの増加を湾岸戦争時に多国籍軍が使った劣化ウラン弾のせいにしているが、イラクが化学兵器を使用したための可能性が高い。
(3)イスラムの利用
世俗主義政党出身のフセイン大統領が、宗教的な表現を取り入れて発言。大統領が祈りをささげる映像などを配信する。
(4)公式記録の改ざん
取材に対するうそ、自らがつくりだした被害、うその会見などで公式な記録を改ざんする―。
冊子は、「政権の性向と歴史をみれば、欺瞞の証拠がさらに明るみに出ることは間違いない」と結論づけた。
ただ、イラク民間人の犠牲には多国籍軍側の誤爆によるケースもあるうえ、因果関係が十分解明されていない劣化ウラン弾とがんの問題もイラク側の化学兵器のためと結論づけるなど、米側の宣伝色もかなり強い。
米政府は、査察報告のある27日について、「戦争への引き金にはならないが、重要な日だ」(フライシャー大統領報道官)と説明。21日のアーミテージ国務副長官に続き、23日にはウォルフォウィッツ国防副長官もイラク問題で演説したうえ、28日には、ブッシュ大統領が一般教書演説でイラク問題に言及し、外交攻勢をかける。 (08:39)
★ どれも、米国政権が行ってきた(いる)手口に比べれば、かわいく良心的なものであろう。
この程度でしかフセイン政権を非難できないようでは、米国は情報戦に勝利できないだろうね。