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(回答先: 『収容所体制と難民流出』続〜全体主義体制が生み出す難民は全て政治難民である〜 投稿者 YM 日時 2003 年 1 月 23 日 03:17:15)
昨年11月に北朝鮮から中国に脱出した日本人妻(64)に続き、元在日朝鮮人2人を含む北朝鮮からの脱出住民(脱北者)58人が中国公安当局に身柄を拘束されたが、日本を目指す「脱北者」は今後も増え続けることが予想される。このため、これまで難民の受け入れに否定的だった日本政府は対応に一段と頭を悩ませている。
日本を目指す脱北者には、〈1〉日本人妻のように日本国籍を持っている〈2〉元在日朝鮮人〈3〉それ以外――のケースがある。
日本政府はこれまで、中国当局に拘束された脱北者が日本国籍を持つと確認された場合、引き渡しを求めてきた。また、中国当局に拘束されずに北京の日本大使館などに連絡があった場合も、日本人と確認できれば極秘に帰国させてきた。在日朝鮮人は日本の永住権を持つことが確認されれば、日本人同様に引き渡しを求めることにしている。
だが、非政府組織(NGO)が求める日本人以外の脱北者を難民と認定するかどうかについては、政府の方針は決まっていない。
日本国籍を持っているケースについても、今後、日本への帰国が難しくなることが予想される。
脱北者は、中国にとっては「中国の国内法に違反した密入国者」(外務省)で、中国政府は脱北者を難民ではなく不法入国者として扱い、原則、北朝鮮に送還しているためだ。
これまでは「人道的配慮で日本に送り返してくれたケースがある」(外務省幹部)が、中国にとって日本への引き渡しは、北朝鮮に対する「裏切り行為」を意味するため、日中間の交渉は極秘に進められてきた。
このため、政府内には、「中国からの日本への引き渡しが行われていることが明らかになれば、中国は態度を硬くする可能性がある」と懸念する声が出ている。
(1月23日01:38)