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(回答先: Re: 日本語は六法全書にあると思いますし、 投稿者 MASA 日時 2003 年 1 月 22 日 18:03:14)
MASAさん,いろいろ助かります。
ただ実は、日本国憲法の場合、日本文と、英文とで、ずれが起きているのです。問題は日本国憲法の場合、制定の経緯もあり、どちらも正規の法規範、いわゆる法源として正文、つまり、裁判所が解釈する対象として英文を基礎としてもよいことになっています(私の理解が間違っていなければ)。ですが、両者が食い違う場合、法の一元性という観点から問題がでてきます。実は、最初に誕生した英文での日本国憲法を日本政府は翻訳する際、意図的に意味をずらす操作をやっているのです(Manupilation)。
この5条についてですが、日本文は分かりにくい面が否定できません。日本政府が意図的に日本文をずらしていないか、気にかけています。特に、一朝ことが起きた場合、日本側に米軍に対し一定の法的義務が発生するのか、この点を検討させてください。ビル=トッテンさんの解釈だと、アメリカ側には一切法的義務がないことになっている、とのことです。一朝ことが起きた場合、実はこの第5条では日本側にも一義的には責任が発生しないことに不足を感じるアメリカ政府が、穴埋めのため、現在のいわゆる有事法で、日本側に法的責任を発生させようとしているのではないか、とわたしはうたがっています。ちょっと時間をください。