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小泉純一郎首相とロシアのプーチン大統領との間に個人的な「ホットライン」が21日までに開設された。
先の首脳会談で調印した「日ロ行動計画」には、「首相官邸とモスクワのクレムリンの間に設置することが調整されている『ホットライン』の活用を含め、電話会談を頻繁に実施することなどを通じ、首脳レベルの対話を活発化させる」と、関係強化に向けた優先課題のひとつとされていた。
開設されたホットラインは、外務省を介さずに首脳同士が直接連絡を取り合うことが可能。
首相は官邸主導による外交の確立を目指しているが、行動計画が幅広い協力分野を網羅しながらも、実効性に乏しいなどとして、訪ロの意義を疑問視する声も上がっていただけに、早速ホットラインが開設されたことで、今後の日ロ関係や北東アジアを中心にどのような官邸外交が展開されるか注目されそうだ。