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高速航行中の艇上から轟音と火炎を残して撃ち出された対艦ミサイル──。海自の新鋭ミサイル艇「わかたか」(基準排水量200トン)から国産の90式SSMが発射された瞬間だ。
同艇はネームシップの「はやぶさ」とともに、新世紀を担う局地防衛用の切り札として昨年3月25日に竣工、同日付で舞鶴地方隊隷下に第2ミサイル艇隊を新編した。北朝鮮工作船事案の教訓を取り入れ、水上打撃力に加え不審船対処能力を強化した海自水上艦艇部隊としては初の不審船対処部隊だ。
夜間に備えた赤外線暗視装置をはじめ、特別警備隊員が不審船に移乗して臨検を行うときに使用する10人乗りの複合型作業艇1隻を搭載、停船措置のための12・7ミリ機関銃2基の増備、重要区画に装着した防弾板、さらには航続距離の延伸などが施された。
追跡に必要な速力では、船体を荒海での高速航行に強い単胴滑走型(モノハル)としたほか、ウオータージェット推進ガスタービンで44ノット(81・4キロ)をクリア。世界の200〜300トン級PGの速力はほとんどが30〜40ノットであり、現時点では最高速を誇る。徹底したステルスデザインも同艇の特徴だ。
3月には12年度計画で竣工する「おおたか」「くまたか」で佐世保地方隊に第3ミサイル艇隊を新編、不審船、ゲリ・コマの抑止力として日本沿岸海域の警備力はさらに向上する。
http://www.asagumo-news.com/010202.html