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【ワシントン佐藤千矢子】米民主党の有力者エドワード・ケネディ上院議員は21日、ワシントン市内で講演し、ブッシュ政権がイラク攻撃に向けた動きを強めていることについて、「テロとの戦争」を阻害し反米主義を助長する「誤った戦争」だと厳しく批判した。
議員は「イラクの脅威は切迫したものでなく、(対イラク戦争は)テロリズムと北朝鮮という二つのより直接的な脅威から米国の注意をそらせるものだ。イラク攻撃はテロ組織アルカイダとの戦いを損ない、高まりつつある反米主義の風潮を育てる」などと述べた。
同議員は昨年10月の米連邦議会のイラク攻撃容認決議に反対するなど、対イラク戦争に一貫して反対姿勢を示している。国連査察チームの安保理報告を今月27日に控えて、米国がイラク攻撃に向けた安保理の支持取り付けに躍起となるなか、同議員の発言は国内外の世論に影響を与えそうだ。
[毎日新聞1月22日] ( 2003-01-22-14:39 )