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(回答先: イラク、兵器保有していないと世界を説得すべき=ブリクス委員長 [ロイター] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 1 月 21 日 15:02:47)
【ローマ井上卓弥】国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)のブリクス委員長と国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長は20日、アテネで会見し、米国のU2偵察機を使った査察をイラク側が拒否したことを明らかにした。イラク側が「スパイ機にあたる」としてイラク機の同行を求めたため、合意できなかったという。査察手法をめぐる対立が新たな火種になる可能性も出てきた。
バグダッドで20日、会見したイラクのサーディ大統領顧問(科学技術担当)は、「機体に国連と書かれていても、パイロットや管制員が全員米国人なら、スパイ機にあたる」とし、使用の条件として、(1)米英が設定した飛行禁止区域で査察中は両軍機を出撃させない(2)イラク空軍機がU2に同行する――ことをあげた。ブリクス委員長は「飲めない条件を出してきたため合意できなかった」と話した。飛行禁止区域についてはイラクは国際法違反と主張しているが、米英軍は空爆を繰り返している。
U2は1950年代から主に共産圏の偵察に使われ、62年のキューバ危機でもミサイル基地を撮影した。査察団は査察能力の向上のため、同機の使用を求めていた。
ブリクス委員長らは、欧州連合(EU)議長国のギリシャにイラクとの協議内容を報告し、21日にニューヨークに戻る予定。
[毎日新聞1月21日] ( 2003-01-21-10:42 )