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イスラエルのシャロン首相が米国や国連などの「4者協議」による中東和平構想を「無意味」と切り捨てたインタビュー記事が18日、米ワシントン・ポスト紙(インターネット版)などに掲載された。パレスチナへの強硬姿勢を崩さないシャロン首相の口から飛び出した本音だが、米国との協調が売りのシャロン首相にとっては「禁句」。首相府は19日、「米国とイスラエルの和平への視点は同じ」と慌てて釈明声明を出した。
インタビューはワシントン・ポスト紙と米ニューズウィーク誌が共同で行った。米国と国連に加え、ロシアと欧州連合(EU)から成る4者協議が昨年示した、段階的にパレスチナに独立国家を樹立する和平案について意見を聞かれたシャロン首相は、「ああ、4者協議なんて無意味だね。まじめに取り合っちゃいけない」とばっさり。「国家樹立はまずテロをやめてからだ」と持論を展開した。
だが、この和平案はブッシュ米大統領が昨年6月に提示した案が土台になっているだけに、米国批判と受け取られることを恐れた首相府が素早く火消しに動いたようだ。
(06:36)