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【カイロ=平野真一】アンカラからの報道によると、米軍のマイヤーズ統合参謀本部議長は19日、トルコ入りした。20日同国軍幹部と会談し、米軍がイラク攻撃に踏み切った場合のトルコの軍事協力問題について協議する。
米側が基地提供やトルコ領土からの出撃容認など幅広い協力を求めているのに対し、トルコは経済への打撃や少数民族クルド人の独立運動刺激などを強く憂慮しており、セゼル大統領は17日、「限定的な協力しかできない」と述べた。だが、最終決定にはトルコ軍の意向が大きな影響を及ぼすと見られる。
一方、トルコがイラク問題の平和的解決策を協議する場として提唱していたイラク周辺6か国による首脳会議開催について、ヨルダンのムアシェル外相は19日、ヨルダン、サウジアラビア、エジプト、シリアのアラブ4か国が参加で一致したと報じた。イラン外務省も同日、参加を表明しており、全招請国の参加が出そろった。ただ、具体的な解決策や首脳級の参加有無などは決まっていない。
(1月20日10:35)