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政府調整 友好国の積極関与促す
政府は十七日、北朝鮮の核開発問題の解決に向けて、中国に政府特使を派遣することで調整に入った。北朝鮮に対し、伝統的な友好関係を持つ中国が、この問題に積極的な影響力を発揮するよう促す狙いがあるとみられる。
川口順子外相は同日の閣議後の記者会見で、「(中国の)唐家●外相が今、外国に行っておられる。今、調整中だ」と述べ、唐外相がアフリカなどの歴訪から帰国する今月下旬以降の政府特使の派遣を念頭に、中国側と調整を続ける考えを示した。
一方、福田康夫官房長官は同日、首相官邸で米国家安全保障会議(NSC)のモリアティ・アジア上級部長やベーカー駐日大使と会談し、北朝鮮の核開発問題について、日米韓三国が連携して平和的に問題を解決することを確認。
会談後、ベーカー大使は記者団に「朝鮮半島は危険な状態だということで認識を(日米両国は)共有している」と述べた。
ベーカー大使は川口外相とも外務省で会談し、核開発の動きを強める北朝鮮の真意を慎重に見極めていく方針を確認した。
●=王へんに旋