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九州北部・山口地方の沿岸に2900個余りのポリ容器が漂着しているのを第7管区海上保安本部(北九州市)が確認した。素手で触れると、やけどのようになる可能性もあり、同本部は注意を呼びかけている。
ポリ容器は約20リットル入りで、青、白、灰、緑、黄の5色。14〜17日に同本部管内の日本海や東シナ海の沿岸に2907個(山口県1116、福岡県327、長崎県1464)流れ着いているのが見つかった。
今月10〜13日に福井県から島根県にかけての日本海側に約2700個が流れ着いているのが発見されたのを受け、調査した。ほとんどはキャップがなく、空容器。3個だけ内容物が残っていた。側面に「過酸化水素水」▽化学式で「H2O2」▽ハングルで「ノリ養殖用有機酸処理剤」などと表記されており、韓国海洋警察庁釜山海洋警察署に調査を依頼した。
昨年、同様に漂着したポリ容器には、高濃度の塩酸が入っていたという。
同本部管内では00年以降、毎年冬から春にかけて大量のポリ容器が流れ着いている。容器の形状は今回も同じだった。