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なぜ自爆テロが起きているのか、まだマスコミからしか情報を得てない人に
中東の国を5つ以上すぐに言えない人、
★阿修羅♪掲示板を見だして、まだ1年以内の人、
に特におすすめです。そうでないひとにもおすすめです。
すぐ購入できるひとはそうしてください。
少し迷っているひとは、図書館にあるとおもいますので、どうぞ。
無かったら、「これ読みたいんですけど」というリクエストシステムが
図書館にはありますので、リクエストしてみてください。たぶん、
購入してくれるか、他の図書館から回してもらえるとおもいます。
そうまでして、読む価値があるのか?
間違いなく、あります。おすすめです。
書籍『世界石油戦争』燃えあがる歴史のパイプライン
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140807024/
内容(「MARC」データベースより)
同時多発テロ、それに続くパレスチナ紛争は、長い歴史から紡ぎ出されたと言っていい。
激動する欧米とイスラム社会の深層を暴く、衝撃のノンフィクション。巻末にアメリカ
・イギリスの中東イスラム支配者の大系図を掲載。
●いかにも広瀬隆らしい作品であり、誰にも真似の出来ないものであると言えよう。
系図を駆使するこの手法は、彼の主著である『赤い盾』から綿々と受け継がれている
ものである。果たして「血の濃さ」がそれほどまでに重要なものであるのか?に関し
ては、私自身は、現代に至るまでまだ自分は判断がつかないところであるが、例えば
本書300−301頁の系図に見られる現大統領G.ブッシュと、「2000年の大統領選当確判
定責任者」John Ellisの関係などは衝撃的であると言えよう。
いずれにせよ、広瀬は彼自身の分析法を編み出したわけであり、その信じられないほ
ど複雑かつ膨大な系図や、それを用いて叩きつける様に語る分析を読んでいると感嘆
せざるを得ない。実際、このような物を次々と書き続ける彼のバイタリティーを見る
時、自分自身の不勉強さを恥じるばかりである。
誰かが読み難いと書いていたが、確かにその点に関しては私も感じることがままあり、
あまりにも縦横無尽に話が展開されるため、一体誰が誰なのか混乱することもある。
一つには慣れの問題であろうが、本作の場合、いつもであれば巻末に付けられるはず
の索引が今回は無いのが実に残念である。
また、広瀬の著作を読んでいて常々感じることであるが、参考文献リストを付けても
らいたいと切に願う次第である。彼の場合、絶版、未翻訳の資料などを活用すること
が多いであろうことは想像に難くないが、しかし、参考文献リストが無ければ読者が
彼の作品からより知識を深めていくことが困難に成ると思うのである。
また、出来ることならば『赤い盾』でも予告していることであるから、早い時期に朝
鮮半島の分析を書いてもらいたいと切に願う次第である。
●この本を読むと、莫大な原油埋蔵量を誇るサウジアラビア周辺への関心がグッと高
まるのは間違いありません。NHK出版ということもあり、懐疑の心を保ちながらも、
おおむね真に受け止めていいのかもしれないと思っています。
この本を読んで改めて分かるのは、中近東の石油のパワーゲームで目立つのは英米・
アングロサクソン系の石油企業ばかりで、日系企業にほとんど存在感が無いというこ
とで、これは気がかりです。着々と進められているアメリカのイラク攻撃計画ですが、
日本人の無知に、再度湾岸戦争のときのように、世界から無能呼ばわれされそうな気
がしてきました。
●資源獲得のための最終手段を戦争とすると、本書はまさにその因果関係を的確かつ
詳細に捉えた秀逸なものである。拙著『ロマノフ家の黄金』、『赤い楯』から連綿と続
く著者のライフワークである世界一大派閥(一家)の世界戦略が垣間みることが出来
て、大変興味深いものになっている。世界史の裏側を知りたい人にぜひお勧めの一作で
ある。
『世界金融戦争』――謀略うずまくウォール街
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140807261/
綿密な取材と歯切れのいい文章で、ウォール街の謀略と腐敗ぶりを明らかにした、衝
撃の1冊。大反響を呼んだ前著『世界石油戦争』の姉妹編にあたる書で、エンロン、ワー
ルドコムの不正の真相が明るみに出るのを待って出された、待望の力作である。 目次
に並んだ、「ウォール街が仕組んだ詐欺行為の数々」「エンロンのリンゴを誰が腐ら
せたか」「ワールドコム倒産で一斉に動いたビッグ・ファイブの人脈」「シティグルー
プとはいかなる金融機関か」などの文字を見るだけでも心が躍るが、読んでみて内容
の緻密さに驚く。アメリカで起きた金融スキャンダルの真相が、関係者の経歴、金脈、
人脈、姻戚関係とともに記されているのである。本書で明らかにされた、「金融先進
国」アメリカの実態は、あまりにずさんである。大企業と会計事務所の癒着、関係者
によるインサイダー取引、そしてチェック機能の不在…。金融マフィアや詐欺師が横
行した初期のウォール街はもはや存在しないと思っていたが、どうもそうではないら
しい。
本書はまた、『世界石油戦争』の姉妹編という位置付けから、イスラム・マネー、カ
スピ海油田の攻防、アメリカのイラク攻撃、などのトピックも扱っている。全体の約
半分がウォール街の腐敗に関するもので、残り半分が、中東関連と、「アメリカ帝国
崩壊の予兆」と題した論考からなっている。
アメリカに対する攻撃がやや行き過ぎの感もあるが、綿密な取材から得た、読みごた
えある内容はさすがである。アメリカ合衆国の今後をうらなう意味でも、ぜひ読んで
おきたい1冊だ。(土井英司)
世界を支配するアメリカの巨大金融資本。巨象エンロンの倒産、ワールドコム事件、
今そこに破綻のきざしが見える。同時多発テロ事件から金融システムの破綻、アメリ
カ帝国崩壊の予兆を描く問題作。ビジネスマン必読。
広瀬隆さんファンサイト
http://www.interq.or.jp/rock/ff67/hirose/index.html
広瀬隆さんの新作について
http://www.asyura.com/2002/war13/msg/234.html