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[ワシントン 16日 ロイター] 米ブッシュ政権は、トルコに対する軍用ヘリコプター売却の用意を完了した。対イラク攻撃に備えてトルコからの支援を強めるための、米国による数十億ドル規模の支援強化の第一歩、とみられている。
米国輸出入銀行は、米国およびトルコ政府高官らの要請により、3億2400万ドルの融資保証を行った。
これにより、S?70B型シーホークを8機、UH?60型ブラックホークを6機購入することが可能になるという。
トルコは、対イラク戦が決定された場合に7万5000人規模の米軍が、トルコを拠点にイラク北部を攻撃することにまだ同意していない。
米国では、このことに対して懸念が広がっている。
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★ イラク攻撃の開始時期は、トルコ政府の動きに強く左右されるようです。
現状は、サウジアラビアとイランが今回のイラク攻撃に協力することはないので、陸上部隊はクウェート国境(特殊部隊はヨルダン国境からも)からのみ侵攻するかたちになります。
兵員の犠牲軽減を第一に考えている国防総省制服組は、反撃力を分散させ一気にバグダッドを占領するため複数方面からの侵攻を計画し、とりわけ、バグダッドまでの距離が短くクルド人組織の協力(非反撃)も得られると踏んでいる北部トルコ国境からの侵攻を重視しています。
(目標がフセイン政権打倒(占領支配)であれば、空爆だけで済ますことはできず、地上部隊をバクダッド及び主要都市に侵攻する必要があります)
トルコからの侵攻を可能にするため、ブッシュ政権は、EU早期加盟での助力・140億ドルの経済支援・IMF融資の補償などをえさにしながらトルコ新政権と交渉しています。
トルコがイラク攻撃に協力することを決定すれば、イラク攻撃のゴーサインがでる状況まで煮詰まっていると思っています。