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[モスクワ 14日 ロイター] 国際原子力委員会(IAEA)のエルバラダイ事務局長は、イラクに対し、大量破壊兵器を保有していないことを証明するさらなる証拠を提示するよう呼び掛けた。
モスクワ入りした同事務局長は「当方にはさらなる情報が必要であり、イラク当局とのさらなる聞き取り調査も必要である。大量破壊兵器を破壊したとする物的証拠が見たい」と語った。
同事務局長はまた「イラクの完全協力が非常に重要だと思う。そうすれば、27日の安保理報告で望ましい結論を得ることができるだろう」と述べた。
同事務局長は15日、ロシア当局者と会談する予定。来週にはバグダッド入りする。
★ 挙証責任が誰にあるのかという問題はさておき、これを機にフセイン政権が生物化学兵器の廃棄の過程を明らかにすれば、情報戦でイラクが優位に立つだろう。