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韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)・次期大統領が13日、ケリー米国務次官補と会談し、来月発足する韓国の新政権は米国との本格的な政策の調整作業に入った。韓国で米軍への感情が悪化していることや盧氏の過去の発言などから米側は盧政権に不安感を抱いているとも指摘されるが、盧氏は在韓米軍の必要性を明言。米側も、韓国との良好な関係の維持に、ひとまず安堵(あんど)したようだ。
盧氏側によると、盧氏は会談で在韓米軍の駐留について「今も、これからも必要だ。選挙戦では(左右)双方から攻撃されたが、これが私の一貫した立場」と語った。また、韓国で連日続いている米軍への抗議集会に関しては、「あくまでも韓米地位協定の改定を求めるもので、米軍駐留を前提としている。反米主義はごく一部に過ぎない」と伝え、米側に配慮をみせた。
盧氏はこれまで一度も米国を訪れた経験がない。選挙前に訪米の意思を問われた際には「記念撮影のためだけに米国には行かない」と答えた。また、昨年末には陸海空の軍幹部らを前に「米国が兵力削減を決める場合、わが軍はそれに対処する計画ができているか」などと訴え、将来的な在韓米軍の削減を想定した呼びかけをした。
米側には、盧氏に関する情報自体が少なかった。この中で、韓国の歴代指導者らしからぬ思い切った発言が次々と飛び出したため、米国メディアの一部などでは「反米主義者ではないか」といった憶測が出始めていた。だが、盧氏本人や周辺は強く否定している。
盧氏は今後の米国との関係のあり方について「公平、平等な関係」を強調する。北朝鮮の核問題が日増しに複雑化するなか、就任後すぐにも実現するとみられる盧氏の初訪米と、ブッシュ大統領との首脳会談を通して、盧氏の姿勢や米韓関係の行方も徐々に見えてきそうだ。
(20:18)