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フライシャー米大統領報道官は10日、北朝鮮のNPT脱退宣言について「北朝鮮は間違った方向に行動をとり続けている。この問題は北朝鮮が作り出したものだ」と批判した。一方で、「ブッシュ大統領は外交による解決を今後も目指す。今回の宣言で米国が方針を変えるつもりはない」とも述べ、引き続き多国間の枠組みで事態の改善を狙う考えを示した。
パウエル国務長官とライス大統領補佐官は10日、ワシントンにエルバラダイIAEA事務局長を迎え、北朝鮮のNPT脱退宣言について協議する。先に見送った国連安全保障理事会への持ち込みについても検討する構えだ。
一方、ニューメキシコ州サンタフェでは北朝鮮国連代表部の韓成烈(ハン・ソンリョル)・次席大使が10日、前日に続いてリチャードソン同州知事と2日目の会談に入った。
パウエル長官、ライス補佐官とエルバラダイ氏の会談は、IAEA緊急理事会が北朝鮮問題をめぐる決議を6日に採択したことを受け、今後の対応を話し合うために予定されていた。
米政府の今後の選択肢は、(1)日米韓3国でまとめた7日の声明に従い「対話」に踏み切る(2)国連安保理での議論に委ねる(3)脱退宣言を相手にせず、経済制裁も視野に入れた国際包囲網の強化をはかる――などが考えられる。
一方、サンタフェで9日、「米政府の政策を支持し、貢献もしたいが、私は正式な交渉役ではない」と語っていた知事は、2日間にわたる会談で聞き取った北朝鮮側の意向を政府に伝達する考えだ。 (01:06)