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(回答先: 一応、成算があるのでは? 投稿者 日時 2003 年 1 月 10 日 19:11:50)
でも中国もロシアも、いい迷惑だと思いますよ。
むしろイラク関連でアメリカに貸しを作っておきたいはずで、いま北朝鮮の保証人になってアメリカと対立しても、両国ともメリットは無いでしょう。
それよりも、
「北朝鮮が緩衝地帯になっているからアメリカは北進出来ないんだ。だから、中国もロシアも俺を守ってくれるはずだ」
と、恩に着せて甘えているように見えます。
それこそ、祖父母に甘える小学生の孫のように。
特に、ロシアに対しては我儘が過ぎます。
小渕政権の頃だったでしょうか。
沖縄サミットの直前、プーチン大統領と会談した金正日は
「ロシアの宇宙ロケット関連設備を貸してもらえるのなら、ミサイル開発を止めても良い。」
と発言しました。
喜んだプーチン大統領はサミットの席上でこれを各国首脳に伝えたのですが、その数日後に、記者団から質問に対して金正日は
「あれは冗談だ」
とあっさり否定した。
卑しくとも一国の国民を代表する者同士が、サシで話し合う席上での発言は「冗談だ」では済まされないのです。
単なる「ガキの使い」で終ったプーチン大統領は世界中に大恥をかきました。
国内不況のせいで極東地域に勢力を伸ばせないロシアを、金正日は完全にナメています。しかし、プーチン大統領が忘れっぽい人物なら冗談で済んだかも知れませんが、もしあの事件を忘れていないのなら、必要以上に北朝鮮を守ろうとはしないでしょう。
下手に助けてバカを見るのはこっちですからね。
中国にしても、2千万の難民が入って来られると困るので国境を封鎖して難民を追い返していますが、経済援助そのものには消極的です。
「バカに付き合ってるひまはない。鬼神は敬して遠ざけよ、だ」
が本音ではないでしょうか。
核兵器については行った事がないので断言は出来ませんが、材料はあっても加工する機械もエネルギーも無いのが現状でしょう。
ミサイルはあっても乗せる弾頭が無い。
110万の軍隊がいても弾薬が無い。下手に餓えた兵士達に渡したらそれを使って暴動を起こすかも知れず、実弾訓練も出来ない。
今、金正日が最も期待しているのは、アメリカ軍が攻めて来てくれることではないか、と考えています。
ですから、今の時期に北朝鮮に対して周辺各国がとるべき、一番良い外交手段は
「何もしないこと」
でしょう。
自分に注目してもらいたい為に
「狼が来るぞ!、狼が来るぞ!」
と、大声で叫んでいるガキと同じです。金正日は。
ドンと腰を据えて、ゆっくり見ていましょう。