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米国連代表部筋は8日、イラクの大量破壊兵器問題で27日に予定されている安全保障理事会への総合的な査察報告が、公開で行われると明らかにした。同筋によれば、安保理は、続く29日に査察評価の非公開会合を開く。28日にはブッシュ米大統領の一般教書演説が予定されており、イラク問題は今月末に武力行使か否かを分かつ最初の山場を迎える。
査察報告をするのは、国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)のブリクス委員長と国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長。9日には、昨年12月にイラクが提出した申告書に関する2度目の評価報告をする。11月に4年ぶりに再開した現地での査察活動についても報告があると見られている。
27日の報告は、現地査察の評価も含めた総合的なもので、申告書の虚偽や遺漏など、武力行使の根拠になる「重大な違反」の有無を判断する節目になる。非公開の予定だったが、「密室」を懸念する一部加盟国から要望があり、傍聴が可能な公開に切り替えた。
このため27日には質疑応答はなく、ブリクス委員長とエルバラダイ事務局長の報告だけになる。実質的な協議は29日に回された。報告に先立つ19、20日、両氏はイラク側の要請でバグダッド入りする。申告書の初期評価報告で、両氏は「矛盾がある」との認識を示しており、それに対するイラク側の説明などが行われる見通し。
(10:56)