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【ワシントン=天野真志】世界銀行のジェームズ・ウォルフェンソン総裁は8日、来週の訪日を前に日本人記者団と会見し、米国によるイラク攻撃が行われた場合のイラク復興支援について、「攻撃という事態を望んではいないが、仮にそういう事態が起きれば、(復興支援の)準備を急ピッチで進めることになる」と語り、世銀が攻撃終了後のイラクの復興に積極的に関与していく考えを示した。
総裁はまた、北朝鮮の核開発の発覚などを受け、北朝鮮の世銀加盟問題の検討を当面、事実上凍結する意向も示唆した。
さらに、日本が政府開発援助(ODA)予算の削減を続けていることについては「開発援助は日本の国益にもかなう」として不満を表明した。総裁は来週、国際会議への出席などのため日本を訪問する予定だ。
(1月9日13:17)