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【パリ7日安倍雅信】フランスのシラク大統領は七日、恒例の新年の仏軍幹部を集めてのメッセージの中で、対イラク問題で「起こり得る事態に備える」よう要請、武力介入への参加を示唆する発言を行った。その一方で、武力介入は、あくまで国連決議によってのみ可能であるとして、アメリカの単独行動を牽制した。
シラク大統領は軍指導者に対し「起こり得る事態に備えるのが軍の任務だ。特に今は、イラクに国連決議を守らせるため、注意を払わなければならない」と語った。その後、在仏外国大使を招いた場では「武力行使はあくまで国連決議によってのみ行うことができる」と語り、フランスの対イラク武力介入への以前からの姿勢を繰り返した。
同大統領は「一方的な行動への誘惑に引っかからないように、また、われわれの行動の正当性を汚すような態度を、いかに避けるかを知るべき」と語り、国連が送り込んだ査察団の行動を注視するよう促した。その一方で「イラクは現在進行していることが、自分たちに国際社会が与えた最後のチャンスであることを知っているはずだ。そうでなければ恐ろしい結末が待っている」と語り、イラクに強い警告を発した。
フランスは同問題を、近く国会で審議する予定だが、仏軍関係者の話では、すでに軍事行動に向け、準備するよう指示を受けているとも言われている。国連関係者の話では六日、国連安全保障理事会に対し、フランスはテロ対策を審議するための閣僚会議を今月行うことを提案したとも言われる。