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Re: ◇裸のサイババ
投稿者 コピペ 日時 2003 年 1 月 08 日 03:03:28:

(回答先: Re: サイババとインド軍の大臣が来日 投稿者 Ddog 日時 2003 年 1 月 06 日 00:22:53)

http://homepage2.nifty.com/motoyama/saibaba.htm

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 一冊の本を紹介したい。パンタ笛吹著『裸のサイババ』(VOICE)という本
である。
サイババについて書かれた本は少なからずあるが、その多くははサイババを礼賛す
るようなポジティブな面でとらえているが、この本はその種の本とは一線を画して
いる。サイババの真実の姿をあますことなく浮き彫りにしている。20冊の本を読
み21冊目の本を書くといったいい加減なものではない。著者みずから世界中を飛
び回り、’それ’を体験した人々に直接インタビューしている。そこから浮き上が
ってくる真実のサイババの姿は、吐き気をもよおすような醜悪なものである。
 私がこの話題をあえて取り上げたのは、日本に少なからず存在するサイババの信
奉者に、この本をぜひ読んでもらいたいと思ったからである。私のホームページな
ど、訪れる人もほとんどなく影響力はゼロに等しいが、それでも私の回りの人間に
は伝わるはずである。’そこ’で行われていることは明白な犯罪であり、そして
日々その被害者は増えているのだ。そして日本からのサイババの信奉者からの寄付
が、その犯罪を助長させているという事実があるのだ。我々は真実を知るべきであ
る。

 読者の中には、サイババという言葉を初めて聞いた人もいるかも知れない。簡単
に説明しよう。サイババはインドの地で、自らを聖者シルディのサイババの生まれ
変わりであり’神の化身’と自称している。14歳で家を出て、人々に法をとき始
めて現在では、インド南部のプッタパルティという地を本拠地にして、5000万
人の信者が世界中にいるという。日本では1993年から1994年にかけて出版
された青山圭秀氏による、『理性のゆらぎ』『アガスティアの葉』『真実のサイバ
バ』(いずれも三五館)等の著作によって広く知られるようになった。特にサイバ
バの名と供に、自分の前世や未来の姿が克明に書かれているというアガスティの葉
を見つけるというのが一時期ブームになり、そのパックツワーまで現れる始末だっ
た。そんな一時期の熱狂は過ぎ去ったようだが、日本には根強いサイババ信者が数
多くいるという。

 ではサイババの真実の姿とは何か?それは病的な同姓愛者の姿である。もちろん
同性愛そのものが悪いというわけではない。個々人の性癖など、どうでもいい話で
ある。サイババの場合、’神の化身’としての絶対的な権力のもとに、サイババの
主催する学校、及び世界中から集まる青少年に、サイババの性の玩具となることを
強要し、彼らの心をずたずたに傷つけていることである。その数を、『裸のサイバ
バ』に登場したベイリー氏は次のように証言した。

「サイババは今74歳です。この34年間、朝のダルシャンで少なくとも1人、午
後のダルシャンで1人、1日2人、1年で700人、34年間で2万4千人、それ
に夜伽、避暑地での乱交などを加えると軽く3万人を超えてしまいます」

 サイババは8歳から30歳までの美少年しか興味を示さないという。そしてその
中には、精神的ショックから自殺したイギリス青年までいたという。前述の青山氏
が初めてサイババを訪れたのが30代半ばだったので、サイババの毒牙にかからず
にすんだわけだ。では性の玩具としてどのような行為をするのか。その体験者の証
言はあまりにも生々しく、かつ卑猥なもので、申し訳ないが、私はここにその様子
を書く気になれない。興味のある人はぜひ本を読んでもらいたい。

 ではなぜこのような、悪行が放置されているのだろう。サイババの側近達は、サ
イババが毎日セックス、セックス、セックスに明け暮れているのとは対照的に、
金、金、金なのだという。側近達でサイババの行為を知らないものなどいない。た
だ彼らには、サイババの側にいることで世界中から多くの金銭が流れ込んでくるの
だという。今のうちに稼げるだけ稼いでしまおうと、彼らは日夜、聖者サイババを
宣伝するのである。
 サイババの病院は、世界中からの寄付で運営されており、診療は無料であるとい
う美談が喧伝されているが、事実は全く違うという。診療は有料であり、しかも現
地では法外な金額だというのだ。しかも衛生状態は劣悪そのものでトイレなど汚物
が床じゅうに放置されているほどで、あまりにひどいので、私が掃除しましょうと
名乗りでた人物は、病院から追い出されたそうだ。病院で働く医師と知り合いにな
った人は、その医師から「病気になってもこの病院には来てはいけない」とアドバ
イスされたという。さらにこのサイババ病院は腎臓売買の疑惑まである。それ告発
した小冊子『ファインディング』から抜粋しよう。

「サティア・サイババ病院での腎臓盗難」

 トリマカババの息子、バラージさんは、父親のために腎臓を一つ寄付しました。
サイババ病院での手術後、移植された腎臓は導管掩蔽(えんぺい)のため機能しな
い、と発表されました。
 そこで今度はトリマカババの娘さんが自分の腎臓を提供したいと申し出ました。
 その手術費用を捻出するため、バラージさんが土地を抵当に入れて銀行から借金
をするための手続きの期間、トリマカババは人口透析をしなくてはなりません。
 そしてバラージさんは、バンガロールで腎臓の密売が行われていうというニュー
スを聞き、ひょっとしたら彼の父親にあげるための腎臓も?と疑問をもつようにな
りました。
 そこでお父さんをサイババ病院から実家のあるラツールの病院に移し、そこでソ
ノグラフィーで精密検査をしてみると、移植した腎臓が視覚化できませんでした。
それに続く腹部のCTスキャンにおいても、似たような結果が出ました。
 ソノグラフィーもCTスキャンも、患者の病んだ腎臓は映っていたのですが、移
植された腎臓を発見できなかったのです。
 父親の死後、バラージさんがラツールの警察に訴えたので、警察は死体を掘り出
し解剖に付しました。解剖の結果、移植が行われていなかったことが判明しまし
た。

 サイババが空中からビブーティと呼ばれる灰や、指輪や時計、ペンダントを取り
出す’奇跡’があるが、あれはもちろん’奇跡’ではなく’奇術’である。ダルシ
ャンのときは、サイババ学校の生徒がつくった固形状の灰の固まりを歩いている最
中に、聴衆にわからぬように受け取り、右手の人差し指と中指の付け根にはさみ親
指でおさえて見えないようにしておく。信者の前にきたら、その固形状のものを指
でつぶしながら灰をまくのである。信者は、これぞサイババの奇跡と感極まるわけ
だ。あるとき、生徒から灰の固まりを受け取るとき、失敗して落としてしまってサ
イババがあわてて生徒に、その固まりを’口で食え’と命令したことがあったそう
だ。
 指輪や時計やペンダントはサイババが座る椅子の下に隠してあるそうだ。左手で
拾い右手に持ち替えて空中で右手をくるくるっと回して出して見せるのだそうだ。
サイババの叔父が奇術師でサイババは小さいときから、奇術を英才教育されたとい
うのだから、その位は朝飯前なのだろう。ただ最近は年をとってずいぶんその腕が
落ちたらしく、奇術のネタがばれそうな場面が増えて、サイババ学校の生徒は、は
らはらしているという。
 だが、ビブーティや指輪は単なる笑い話である。そんな奇術を感極まって見たい
人は見ればいい話である。『裸のサイババ』の最初に口絵として、サイババの奇術
を暴露した写真が載っている。これも興味のある人は見られたらいいと思う。

 空中から灰や指輪等を出したりする他愛ないショーを見て喜んでいるうちは罪は
ない。だが日本から送られる多額の寄付金が、サイババを頂点とする組織の存続を
許し、その結果、日々犠牲者が増えていることを忘れてはならない。2千年前の昔
の社会なら救世主は必要だったのかも知れない。だが、現在のようなある程度科学
文明が発達した社会に、救世主は必要なのだろうか。日本でも、オウム真理教、ラ
イフスペース、法の華三法行といった不祥事が後がたたない。結局それは、救世主
だかグルだか知らないが、こちらが信仰を捧げて、その見返りに私を悟らせてくれ
といった取り引きではないだろうか。我々は、もうそのような思考形態を卒業する
時期にきてるのではないだろうか。
 パンタ笛吹氏はそれを、「神を私たちの外側に見ようとする時代が、いまここに
終わろうとしている」と表現した。一人ひとりが内なる神に出会い、喜びを分かち
あうべきだ、というのだ。この意見に私は全面的に賛成である。
 最後に、ユネスコが参加す予定であったサイババ教育会議への参加撤回に関する
公式見解が載っていたのでそれを引用したい。

「サイババ教育会議への参加撤回についての公式見解(ユネスコ世界本部事務局
)」

 ユネスコは、サティア・サイ教育委員会と共同で主催する予定であった、インド
のプッタパルティにおける教育会議への参加を撤回する決定をくだした。
 この不参加決定は、これから先、サティア・サイ教育委員会をはじめとする教育
会議に、ユネスコはいかなる関係をも拒絶することを意味している。
  ・・・中略・・・
 ユネスコはサティア・サイ教育活動のリーダーである、サティア・サイババによ
る少年や青年たちに対する性的虐待についての、広範に報道された告発を深く憂慮
するものである。
 性的虐待に対する対策を立てるのがユネスコ本来の使命ではないが、我々は国連
児童憲章にうたわれた、児童に対する性的暴力や性的搾取に反対する条項を尊重
し、世界中の子供たちを性的虐待から守るため、改めてここにモラル回復への責任
を遂行することを誓約するものである。
                  (パリ・フランス、2000年9月15
日)

(2000年12月31日)

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