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(回答先: 「米は日本の核武装支持を」北朝鮮政策で対中圧力 WP紙コラム 投稿者 倉田佳典 日時 2003 年 1 月 03 日 20:29:02)
北朝鮮への対抗策
【ワシントン6日時事】北朝鮮が急ピッチで核開発再開へ動きだしている中、米国の識者の間で日本の核武装を容認すべきではないかとの議論が浮上してきた。ブッシュ政権の対日、対アジア政策に直接的な影響は与えないとみられるが、背景には北東アジアの安保問題で日本に米国の肩代わりを求める考え方があり、注目に値する。
ワシントンのシンクタンク、ケイトー(CATO)研究所の防衛・外交問題専門家であるテッド・カーペンター氏は六日に発表した「北朝鮮に対処する選択肢」と題した論文で、北朝鮮の核兵器開発は止められないとの前提に立ち、北東アジア地域の「核の均衡」をつくるために、日本や韓国が自衛のための核保有を目指すなら、米国はそれを奨励すべきだと強調した。
カーペンター氏は、クリントン前政権時代の米朝枠組み合意(一九九四年)を「ナイーブな戦略」と否定する一方、ブッシュ政権の唱える「先制攻撃戦略」では、朝鮮半島をめぐる全面戦争の恐れがあると批判。さらに、多国間の連携による経済制裁も、北朝鮮の核開発計画を阻止できないだろうと論じた上で、第四の選択肢として、「米国が日韓両国政府に対し、核兵器開発に反対しない姿勢を伝える」ことを挙げた。
同氏は日韓に圧力を掛けるのは不適切だとしながらも、「両国が非核国にとどまるなら、核武装した北朝鮮から両国を守るため、米国が自らの安全を危険にさらすことを当てにするわけにはいかなくなると伝えるべきだ」と強調。米国がいつまでも「核の傘」を提供できないとの認識を示した。
一方、保守派の論客であるチャールズ・クラウトハマー氏は三日付のワシントン・ポスト紙に「日本カード」と題して寄稿し、中国が北朝鮮に圧力を掛けない場合、「日本が核抑止力保有を目指すなら、その試みを米国は支持する」と中国に伝えるべきだと主張。「北朝鮮の核武装が米国にとって悪夢なら、中国には日本の核武装が悪夢だろう。今は悪夢を共有すべき時だ」と述べている。