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【カイロ=平野真一】5日付のアルジェリア紙ルマタン(電子版)によると、同国首都アルジェの南東約300キロのビスクラ近郊で4日、軍と自警団が車両で移動中、イスラム過激派が仕掛けたとみられる爆弾が爆発し、43人が死亡、19人が負傷した。AFP通信によると、アルジェ南西約50キロのブリダでも13人が殺害された。
アルジェリアでは92年以来、軍とイスラム過激派の衝突が続いているが、最近では最悪の規模。襲撃した組織の正体は不明だが、最過激派の「武装イスラム集団(GIA)」の可能性が高いと見られている。ただ、カタールの衛星放送アル・ジャジーラは、国際テロ組織「アル・カーイダ」のメンバーが最近、隣接するチュニジアからアルジェリアに潜入したとの情報があり、今回関与した可能性も考えられるとしている。
(1月6日02:08)