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【ワシントン=菱沼隆雄】米国の有力紙ボストン・グローブ紙は5日、米当局者らの話として、米軍特殊部隊の約100人と中央情報局(CIA)の約50人が、イラク国内で過去4か月以上潜んで、活動していると報じた。
同紙によると、その多くは、イラク政府の支配があまり及ばない北部のクルド自治区に展開中だが、シーア派が多いイラク南部の大都市バスラ周辺、対ヨルダン国境周辺の砂漠地帯、首都バグダッド近郊などにも少人数で潜伏中という。
イラク国内に点在するスカッドミサイルの探索のほか、米英軍によるイラクのレーダー施設などへの空爆の際に、特殊部隊がレーザー光線で地上から誘導を行っている。このほか、アフガニスタン空爆前に北部同盟に対して行ったのと同じように、クルド人反政府勢力との連携を図っているとされ、同紙は軍事専門家の話として「戦争初期の活動」としている。
潜伏工作員は、米国だけでなく、ヨルダン、英国、オーストラリアの特殊部隊の隊員も含まれるという。
大量破壊兵器があると疑われる場所や、その周辺での不審な動きも監視しているが、同紙によると、米政府はイラク政府への情報漏れを懸念し、国連査察団には情報を提供していない。
(1月6日11:53)