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(回答先: 在韓米軍地位協定の運用を改善 [人民網日本語版] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 1 月 01 日 20:38:48)
ネチズンの間に「韓国と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の対立意識を高める」などと物議をかもした「007」シリーズ第20作『ダイ・アナザー・デイ』が全国145の映画館で一斉に公開された今月30、31の両日、ソウルをはじめ釜山(プサン)、大邱(テグ)、光州(クァンジュ)など主な都市の映画館前では映画のボイコット・上映中止を求める市民団体のキャンペーンが相次いだ。しかし、一部の入場客からは「理解はできるが、映画は映画として見るべきでは」との反論も出された。
映画の前売り状況は前日の30日時点で30%と低調だったが、31日、ソウル市内の主な劇場でのチケット販売率は50〜60%と平日並みだった。
『ダイ・アナザー・デイ』は衛星兵器を利用して、韓半島に戦争を起こそうと企む北朝鮮軍の強硬派の将校をジェームズ・ボンドが阻止するという内容で、韓国を前近代的に描写した点などがインターネットを中心に非難を呼んでいた。
統一連帯の会員ら約20人は31日午前、ソウル市鐘路(チョンロ)3街のソウル劇場と忠武路(チュンムロ)の大韓劇場前で映画のボイコットを訴えるデモを行った。参加者は「韓半島の現実を歪曲する007シリーズの看板を降ろそう」「民族の自尊心を踏みにじる007シリーズの上映を中断しろ」などと訴えた。
釜山では釜慶総連(釜山・慶尚(キョンサン)南道大学総学生会連合)所属の大学生らおよそ100人が30日午後、中区・南浦(ナムポ)洞の釜山劇場前などで「007シリーズのボイコットと早期終了を要請する」キャンペーンを展開した。
同団体は「北朝鮮の核問題で米国が韓半島の緊張を高めている中、韓国と北朝鮮に対する偏見と対立意識を描いた映画の公開は不適切」と主張した。
大邱の市民団体「希望の市民フォーラム」も同日午前、中区トンソン路のハンイル劇場チケット売り場周辺でデモを行い、米軍装甲車による女子中学生死亡事件の「サイバー光州対策委員会」会員らも30日午後、光州市東区・忠壯(チュンジャン)路の光州郵便局前でキャンペーンを展開した。
これに対して配給元の「20世紀FOXコリア」の李ジュソン社長(46)は「映画には北朝鮮の強硬派だけでなく平和主義者も登場する。世界でもトップ10に入る市場をなす韓国の映画ファンは、現実と映画を区別できる知的分別能力を持っていると考える」と語った。
入場客のナ・ヨンミン(40/自営業)さんは「デモをする人の気持ちは分かるが、映画の魅力は時空を越えた架空の物語ではないか」と述べた。
李泰勲(イ・テフン)記者
釜山=金鳳基(キム・ボンギ)記者