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(回答先: 米へ「断固たる反撃」、北朝鮮3紙が共同社説 [読売新聞] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 1 月 01 日 20:27:38)
ブッシュ政権がイラク攻撃の布陣を進める中、国連安全保障理事会は年明けから、大量破壊兵器に関するイラク申告書について本格的な協議を再開する。一方で核をめぐる北朝鮮問題が緊迫度を増している。米国と、北朝鮮の核査察を担当する国際原子力機関(IAEA)は問題を安保理に持ち込む意向だ。安保理は、03年の世界情勢に深刻な影響を及ぼしかねない重大問題への「二正面」の取り組みを強いられる。
国連外交筋によれば、北朝鮮に関する安保理の対応は、まず「非難決議」を採択し、それで北朝鮮が核開発を放棄しなければ「経済制裁」を含む決議案協議に入ると見られている。
ただ、その時期は不透明だ。ロイター通信は、「1月中はIAEAが主導的な役割を果たし、米国や国連抜きで進展があることを期待する」との米当局者の声を伝えた。国連内にも、イラク問題が切迫してくるとの見通しから、北朝鮮問題を早急に協議する余裕はないとの見方もある。
協議に入れば、大量破壊兵器がらみの同じ問題なのに、なぜイラクには「攻撃」で、北朝鮮には「経済制裁」なのかという疑義が生じるのは避けられない。
米政府は1月最終週を「対イラク攻撃」へ向けた最終判断の時期としているが、攻撃に踏み切る際、新たな決議が必要かどうかは玉虫色のまま積み残されている。「世界の2カ所に大きな火種を抱えることになれば、国際社会の不安も強まる。米英の思惑通りにはならず、安保理は紛糾するだろう」(国連事務局筋)との指摘もある。
また、昨年9月の国連総会からブッシュ政権の対イラク武力行使に不参加を表明しているドイツと、核不拡散条約(NPT)に加盟せずに核兵器を開発、保有するパキスタンが1日から非常任理事国として新しく加わることで、安保理内が一層複雑になるとの見方もある。
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