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12/31 13:21 対ロ協力で日中競合も 石油パイプライン建設で 外経42
【モスクワ31日共同】一月十日の日ロ首脳会談で、ロシアの東
シベリア・アンガルスクと極東ナホトカを結ぶ石油パイプライン敷
設に日本が協力することで合意することが三十一日までに固まった
。
北方領土問題が障害となり経済協力が停滞していた両国にとり久
しぶりの大プロジェクトだが、ロシア政府は既に中国政府と、アン
ガルスクから中国黒竜江省大慶までのパイプライン建設で合意して
おり、今後、どちらのルートを優先するか調整が難航する可能性が
ある。
ロシア紙イズベスチヤは、ロシア政府は中国ルートの計画を見直
し、日本が協力するルートを優先する方針と伝えており、そうなれ
続き (改行で次頁 S:次文書 E:終了)
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ば「中国の反発は必至」(外交筋)となりそうだ。
日ロ外交筋によると、日本が協力するルートはアンガルスクから
バイカル湖北を通り、ハバロフスクを経てナホトカ港に至る約三千
八百キロ。ロシア側は総事業費を五十億ドル(約六千億円)と見込
み、年間約五千万トンの送油を計画。両国は共同で採算性などの事
前調査を実施し、日本側は建設費の一部を政府系金融機関を通じて
融資することを検討している。
日本は、パイプライン敷設の協力により石油輸入先を多極化する
という利点に加え、領土問題解決に向けたロシアとの関係改善につ
ながると判断。ロシア側も石油がナホトカ港まで届くことで、日本
、韓国、米国など輸出先が拡大することを期待する。
一方、中国ルートのパイプラインは中ロ間の最大のエネルギー事
業で、既に政府間協定も結ばれている。ロシアはこのほか、西シベ
リアから北極海に抜けるパイプライン敷設も計画中。日中双方のル
ートを同時に建設する資金的余裕はないとみられ、今後、どちらを
優先するか決断を迫られる。
(了) 021231 1320
[2002-12-31-13:21]