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インドネシア・バリ島爆弾テロのリーダー格として逮捕されたイマム・サムドラ容疑者(35)が自ら開設したホームページで、米国のアフガニスタン攻撃を支持した国の一つとして日本を名指しで批判、テロ攻撃を予告する声明を掲載していたことが分かった。外務省によると、アルカイダ関連組織の日本向けテロ予告声明は初。外務省は声明の一部(日本語訳)を同省ホームページで公開し、海外渡航者に注意を呼び掛けている。
外務省によると、声明はインドネシア語版と英語版があり、バリ島の爆弾テロの犯行を認めたうえで、米国をアフガンのイスラム国家を破壊した「十字軍」と非難。米の同盟国として英独豪仏などと並んで日本を挙げ、「これらの国民と戦い、殺りくし、破滅させる」と警告している。
在インドネシア日本大使館が今月中旬、インドネシアの警察当局に照会し、同容疑者がホームページの作成を認めていることを確認した。
外務省邦人特別対策室によると、イスラム過激派のテロ予告は「米英と同盟国」という表現が多く、日本が直接名指しされた例はないという。同省幹部は「日本の親米姿勢がイスラム世界の反感を買っているのではないか」と話している。
米情報筋などによると、イマム容疑者は90年代にイスラム過激派に加わり、アフガンで2年半、軍事訓練を受けた。米捜査当局は、イマム容疑者がインドネシアのイスラム過激派「ジュマー・イスラミア」(JI)とアルカイダを結ぶ重要人物とみている。 【白戸圭一】
[毎日新聞12月28日] ( 2002-12-28-03:01 )