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(回答先: IAEA、北朝鮮に再考求める返書 査察官追放 [朝日新聞] 投稿者 あっしら 日時 2002 年 12 月 28 日 02:43:42)
朝鮮が27日に国際原子力機関(IAEA)の査察官の追放決定を発表したことを受け、韓国政府は同日、緊急の国家安全保障会議(NSC)を開催、「北の措置に対し厳重に警告する」とする声明を発表した。盧武鉉(ノ・ムヒョン)・次期大統領も同日、核関連施設の原状回復を促す異例の声明を出した。
政府声明は「事態の深刻さにかんがみ、日米やIAEAとの緊急協議に入る」としている。NSCでは、日米のみならず中国、ロシアへも高官派遣を急ぐ一方、日米韓の監督・調整グループ会合(TCOG)を米国で早急に開くよう提案する方針を固めた模様だ。
韓国メディアに対し、政府当局者は「北が稼働の方針を発表した放射化学研究所(再処理施設)は、当座の電力生産とは無関係で、いたずらに危機だけをあおっている」と批判した。また、別の政府関係者は、IAEAの査察官の追放自体は「予想された措置」と指摘しつつも、核関連施設の封印撤去や核燃料棒の移動などビッグニュースが連日飛び込むため「あまりの速度に緊張が一気に高まりかねない」と危惧(きぐ)する。
一方、次期大統領に選ばれた盧氏は27日、「韓国国民の懸念が強まれば、韓国の現・次期政府の責任者の役割も制約され、進行している南北交流も悪影響を受ける」との声明を発表した。
選挙戦では一貫して北朝鮮への支援継続を訴えてきた盧氏だが、このまま行けば南北対話に支障が出るだけでなく、対北経済支援に韓国国民の支持が得られなくなる恐れを指摘した。しかし、そのかいもなく北朝鮮メディアは、盧氏の声明発表の数時間後、IAEA査察官の追放決定を伝えた。
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