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(回答先: ホラの情報源は原文の最後の筆者紹介なり:Re: 木村愛二様:これはホラ情報である、「今年度ホラ大賞もの」という情報ソース、その出所をご教示ください。 投稿者 木村愛二 日時 2002 年 12 月 27 日 07:00:45)
木村様
ご返答ありがとうございます。
貴殿がこの記事が大ぼら大賞に値すると判断された根拠は2つですね。
1知人が、これはホラ話だといったから。
2 この執筆者の紹介のなかの次の1行がホラを意味するから。その1行とは:
- Dennis Hans files fantastic stories from cities he's never visited for the Wishful Thinking Express.
これがホラである根拠だ、と。この紹介部分の全体を念のため以下に全行転載しておきましょう。
- Dennis Hans files fantastic stories from cities he's never visited for the Wishful Thinking Express. He is a freelance writer whose work has appeared in the New York Times, Washington Post, National Post (Canada) and online at TomPaine.com, Slate and The Black World Today (tbwt.com), among other outlets. He has taught courses in mass communications and American foreign policy at the University of South Florida-St. Petersburg. Dennis is a contributing writer for Liberal Slant and can be reached at mailto:HANS_D@popmail.firn.edu
まず2の理由から検討してみましょう。
この文が、この執筆者の記事をホラとする理由になるのですか?全く理解出来ません。実はわたしはこの記事について、あと2人の英語圏生まれの人間(ひとりはアメリカ政治に詳しく,一人は外交政策にくわしい)と計3人で、膝を突き合わせて検討してきているのです。3人の間で、この1文が、この筆者の信用性(credibility)の障害になるとは、まったく問題にすらなりませんでした。貴殿のこの指摘があっため念のため他の彼らに確認しましたが、全く問題点にすらならない、と言明しています.どのようにこの一文を理解されているのか分かりませんが.この文章の意味は以下です。
Wishful Thinking Expressという(おそらく)活字媒体があって(ただそういう名前の媒体というだけです)、その媒体にこのデニス=ハンズという人物は、一定の情報をファイルして提供している、という意味です.で,どんな内容の情報を収集して(つまりfile)提供しているか、といいますと、世界中の,さまざまな場所や町や小さな村などでおきている素敵な話、興味深い話(fantastic stories)ということなのです。たとえばアフリカやタスマニアの名前も聞いた事のない小さなコミュニティーのちょっとした珍しい話など、を収集してまとめているということにすぎません。fromという単語でわかるように、各地から集めているのです.もちろん彼本人はいったことがないわけですが,地元の人たちが発表なり提供なりしている事を意味します。これらの情報を特定媒体のためにまとめている,ということをいっているのです。ただそれだけです。これは,念のため他の2人の上記のネイティブに確認していますが,その通りだ、といっています。たいへん失礼ですが英語を誤解されているのではないでしょうか?
それから,常識で物を考えていただきたいのですが、この著者紹介は,この記事を掲載しているこの報道メディア(ニュージーランドの国会記者協会に認定されている、つまりaccreditted to the Parliament,レッキとした報道組織です)がこの執筆者がいかに信頼の置けるライターであるかを説明するためのもの、そのために情報を添付しているのであって,その位置に、どうして、このライターはホラ話を書く人です,と信用を落とすための説明する人がいるのですか?ご自分のホームページの自己紹介に自分はホラ話を書く人間です、とお書きになるとの同じようにそれは異常で馬鹿げた事なのです。通常は,これまでこんな立派な媒体に,こんな記事を発表していますといった形で信用性を高めるための情報を添付しますでしょ?それと同じです。常識をお使いになる必要があります。
さて,上記1の理由,貴殿の知人が,これはホラ話といったから,ご自分もこれをホラ話、特に大ボラ大賞に匹敵する記事である、と認定した.というのですが,これは全く理由になりませんね。ちがいます?その方は何を根拠にホラ話と判断したかが問題になるのであって、その部分は具体的なことが何も示されていませんね。貴殿知人からこれは,ホラだ,といわれたら,それ以上のことは確認せずに,その段階でこれはホラだ,と判断されるのですか
以上上記2点を根拠にして,この記事が本年度の大ボラ大賞に相当する,と判断することは不可能といわざるをえません。私ども,この記事を1行も漏らさず精密に読んでいますが我々の判断では、ここに詰め込まれた事実について,8割から9割はresearchableなアイテムである、残りは unconfirmable、つまり確認がとれないという判断をしています。たとえば、スウェーデンの秘密工作員の部分は,後追いの確認ができにくいのです。他の部分は、リサーチャーなら比較的容易に確認できる対象なのです。記事の善し悪しの決め手は、提供されている事実が,確認可能性を持つ割り合いが高ければ高いほど,信用が置けると判断できるものです.例えば,重要なことがらを匿名で発言していても、それはresearchableではありませんので,そのような情報の割り合いが高い場合はそれは信用性に問題がある、と判断するのです。
ちなみに,この報道サイトは,記事を転載するとき,裏がとれなかった場合,正直に、unconfirmableと付記していますが,この記事についてはついていませんので、裏をとっているものと推測されます。
またこの筆者の他の記事は以下のようにありますが,一読されれば分かりますように、どれも非常にハイレベルな内容であると同時に,立派な媒体に掲載されています.ニューヨークタイムズ、ワシントンポスト,ナショナルポスト(カナダの代表紙)マザージョーンズ誌ふくめ、アメリカ以外の媒体にも記事が掲載されてきており、そんじょそこらの日本人のライターとははっきりいって格自体が違うといってよいでしょう。
http://www.ciponline.org/colombia/060601.htm
http://www.ciponline.org/colombia/092501.htm
http://www.scoop.co.nz/archive/scoop/stories/46/53/200212241153.5cf539f7.html
http://www.commondreams.org/views/022500-105.htm
http://www.commondreams.org/views/021800-110.htm
http://www.robert-fisk.com/dennis_hans_nov23_2001.htm
http://www.scoop.co.nz/mason/stories/HL0212/S00140.htm
http://www.motherjones.com/sideshow/canusi.html
http://www.motherjones.com/wto/hans.html
http://www.alternet.org/story.html?StoryID=12443
木村様
あらためてお願い申し上げます。貴殿の知人がホラ説をとっている根拠を今一度おきかせください。その電子メールの該当部分をコピーしていただけませんでしょうか?
私自身,この件につきできるだけ多くの情報を求めていますので,是非よろしくお願いいたします。
*それとも他意がおありなのですか?