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上グラフは Brazilian Real。ジョージ・ソロスは、ブラジルのデフォルトの危機発言を最近したようです。
[ベルリン 12月1日 ロイター] 榊原英資・慶応義塾大学教授(前大蔵省財務官)は独シュピーゲル誌のインタビューに応じ、世界経済は危機を脱したというには程遠い状態だとの認識を示した。
このなかで、株式市場は世界的な下落傾向が続いており、デフレが日本から各国に拡散しようとしていると指摘し、「デフレは日本だけの問題ではない。すべての先進国は構造デフレに対応する用意を進める必要がある。中国やメキシコ、東欧諸国は、品質において(先進国と)見劣りせず、しかもきわめて安価な製品を供給することが可能だ」と述べた。
そのうえで、「世界経済は、きわめて厳しい状況にある。私は1997年から98年にかけて、財務官としてアジアやロシア、ブラジルの通貨危機に対応したが、現在の状況は当時とは比較にならないくらい深刻だ。それというのも危機の発信地が日独米だからだ」と述べた。
さらに、「株価は世界的に底を打ったとはいえない。米銀が抱える不良債権は、日独ほど劇的ではないにせよ急増している」と述べた。
また金融政策だけで景気を刺激することは難しいと述べ、日銀が物価下落に歯止めをかけるべく苦闘していることを指摘した。
独政府に対しては労働市場の改革を早急に進めるよう訴えた。(ロイター)