現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)は24日、寧辺(ヨンビョン)の黒鉛炉で、運転再開に向けた原子炉のチェック作業を開始、現地に常駐する国際原子力機関(IAEA)の査察官に対し、「近く燃料を再装填(そうてん)する」と通告した。こうした事態を受け、IAEAのエルバラダイ事務局長は同日、「このままでは、北朝鮮の核兵器開発をチェックできない」と、北朝鮮の核問題を国連安保理に報告するための緊急理事会を1月6日に開く方針を決めた。北朝鮮の核問題をめぐる事態はさらに緊迫の度合いを強めている。
IAEA筋によると、北朝鮮の作業員は24日、黒鉛減速型炉で、運転再開に向けた施設のチェックを開始。さらに査察官に対し、「核燃料のチェックを行った後、燃料の再装填を実施する」と通告してきたという。
94年の枠組み合意で原子炉が凍結された際、燃料棒は腐食などが進まぬよう防護措置が施されて、原子炉施設内に貯蔵されている。同筋は「再装填までには数週間かかる」と見ており、原子炉の運転再開までは最低2カ月かかるとしている。
しかし北朝鮮側が、原子炉再稼働に向けた動きを始めた今、北朝鮮の行動を監視するのは、「現在、現地にいる2人の査察官では不十分」となり、査察活動は深刻な危機にさらされている。
(03:03)