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(回答先: 北朝鮮、核戦争ぼっ発なら米国を「容赦なく処罰」 [ロイター] 投稿者 あっしら 日時 2002 年 12 月 24 日 21:31:57)
北朝鮮が今年7月から賃金や物価を大幅に引き上げる経済改革を実施した背景として、安い固定価格を利用して入手した物資を自由市場の農民市場で高く売る商行為が横行、経済全般に深刻な悪影響が出ていたことが北朝鮮の内部資料で24日、明らかになった。
今回の急激な改革で、北朝鮮内部でも物価上昇への懸念など不満や批判が出ていることも間接的に明らかにしている。
「救え!北朝鮮の民衆/緊急行動ネットワーク(RENK)」(李英和代表)が入手した朝鮮労働党出版社発行のB5判8ページの資料で「講演・解説談話資料」(2002年7月刊)のタイトルがあり、北朝鮮で幹部が部下などに説明する際の資料とみられる。
資料は「最近数年間、価格事業を正しく行えず、国の経済事業全体に重大な悪い結果をもたらした」と価格政策の失敗を認め「固定価格が農民市場価格より低いことから商行為が横行、国家は商品が不足しているのに個人は商品に囲まれている現象が起きている」とした。
経済改革には、価格を農民市場の水準に引き上げることで商品が農民市場に出回ることを防ぐ目的があったと説明。労働者に平均主義がまん延、働いても働かなくても平均的な同じ報酬を与え、労働意欲が減退している現実を指摘、経済改革の目的を(1)実利保証(2)生産意欲向上(3)物質的富の増大による人民生活向上−などと説明している。
改革の結果、これまで3〜5%だった食糧費の生計費に占める割合は一気に50%に上がったという。さらに「一部の人々は、食糧も不足し商品もないのにモノの値段と生活費を上げて経済問題が解決されるのか、国が値段を上げれば市場の価格はもっと上がると言いながら半信半疑だ」だとし、既に疑問や批判が出ていることも明らかにしている。(共同)