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12/24 17:33 ベネズエラのスト越年か 「Xマス休戦」を拒否 外信44
【リオデジャネイロ24共同】世界第五の石油輸出国ベネズエラ
の労働者連盟や経団連が、チャベス大統領の左翼路線を批判して退
陣を迫り、二日から始めたゼネストは二十三日、四週目に突入した
。泥沼の混乱が続いており、年越しの様相を帯びている。
政府は同日「クリスマス休戦を」(ランヘル副大統領)と呼び掛
けたが、反チャベス派は「クリスマスは一月まで我慢」(労働者連
盟のオルテガ議長)と拒否。米州機構(OAS)のガビリア事務総
長の仲介も足踏み状態だ。
基幹産業の国営ベネズエラ石油会社(PDVSA)は、日量約三
百万バレルを生産していたが、ストにより約一割の水準に低迷。同
社のロドリゲス社長は「ゼネストの損失は既に十億ドル(約千二百
億円)余りに達する」とし、金融界からは「ゼネストが一日続けば
国内総生産(GDP)の0・6%を失う」(スペインのBBVA銀
行)と指摘されている。
大統領は二十二日、西部マラカイボ湖で立ち往生していたタンカ
ーに自ら乗り込み、運航再開をアピールしてみせたが、反チャベス
派は「二百隻余りのうち、動いたのは四―五隻だけ」と反論する。
最高裁が十九日、同社職員に対し職場復帰を命じる決定を下した
ものの、反チャベス派は「大統領の退陣まで続ける」と強硬姿勢を
崩さず、同社を「人質」にした持久戦となっており、ゼネスト収束
と生産正常化の展望はみえていない。
(了) 021224 1732
[2002-12-24-17:33]