現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
【ロンドン23日=渡辺覚】国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長は23日、イラクの大量破壊兵器査察について、「イラク国内で関係者に対する聞き取り調査を始めた」と語り、大量破壊兵器開発計画の機密を握るイラク人科学者らへの事情聴取に着手した事実を明らかにした。
米CNNテレビのインタビューで語った。イラクの「核開発」の証拠をつかめていない国連の査察は、新たな段階に入った。
ロイター通信などによると、エルバラダイ事務局長は、イラクの大量破壊兵器開発計画に関与した科学者や政府関係者を念頭に、「我々は現在、イラク国内で、関係者に対する非公式な事情聴取を進める過程にある」と述べた。「(情報を持つ)人々をイラク国外へ連れ出すための実務的な用意も進めつつある」とも語り、関係者への尋問を国外で行う準備も進めている事実を明らかにした。
エルバラダイ事務局長はまた、証言者の身辺の安全を保証する条件などが整えば、「我々は使命を貫徹するために、与えられた権限を行使する用意ができている」と強調した。
(12月24日01:18)